2018年ノーベル賞まとめ

2018年のノーベル賞まとめ
NHKノーベル賞の解説サイト「まるわかりノーベル賞2018」を出しています。
まずはここを覗いてみてください。(低学年用、文系用?)
医学・生理学賞
物理学賞
化学賞

このサイトで不十分な人は以下へどうぞ。

 .医学生理学賞
◯本庶佑・京都大特別教授(76)
本庶博士は免疫細胞の働きを抑えるブレーキとなるPD-1を発見。
このブレーキを取り除くことでがん細胞を攻撃する新しいタイプの「がん免疫療法」を実現し、がん治療薬「オプジーボの開発」に道を開いた。

◯ジェームズ・アリソン(James P. Allison)博士(70)
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(米国)
同じころ、免疫のブレーキにかかわる別の分子「CTLA―4」の研究を進め、
この作用を利用したがん治療薬「ヤーボイ」の開発に道を開いた。

これまでのがん治療法には①手術による切除、②放射線照射、③抗がん剤による化学療法の3つの方法があったが、これまでとは全くアプローチの異なる④免疫療法という、第4の方法が加わった。
これが両氏の発見によるもので、これにより、がん治療の選択肢が広がり、既存の治療法で効果がなかった患者を救う道も開けた。
参照サイト:朝日新聞

2.物理学賞
物理学賞は、光を使って物体を操作する技術を開発し、ウイルスのような小さな物をつまむ「光ピンセット」やレーザーによる視力開発手術につながった米国、フランス、カナダの3氏に。

授賞理由は「レーザー物理学」の分野で、これまでになかった手法を1980年代に切り開き、産業や医学分野への応用を広げたことが評価された。

アーサー・アシュキン博士(96歳)(米国)(史上最高齢の受賞者)
アシュキン氏はレーザーを微小な物に当てると、物を捕らえる力が発生することに気付き、

1987年この仕組みを利用して「光ピンセット」を開発し、生きた細菌を傷つけることなくつかむことに成功した。「光ピンセット」は、いまでは生命科学の研究に広く使われている。

ジェラール・ムル博士(74)(フランス)、ドナ・ストリックランド博士(59)(カナダ)
両氏は1980年代、パルスの幅をいったん広げるなどしてから強度を高める「チャープ・パルス増幅法(CPA)」と呼ばれる独創的な増幅法を開発。それまでできなかった超高強度の超短パルスレーザーをつくることに成功した。この成果によってレーザーを使った目の近視矯正手術(レーシック手術)などが可能になった。


ストリックランド氏は、物理学賞では1903年のマリー・キュリー(放射線の研究)、63年のマリア・ゲッパートメイヤー(原子核の殻構造の発見)以来、55年ぶり3人目の女性の受賞者
参照サイト:朝日新聞 

3.化学賞

化学賞は、生物の進化の仕組みをまねてタンパク質を作るなどして医薬品やバイオ燃料の製造技術を開発した米英の3氏に。
◯フランシス・アーノルド(62)氏、(米国)
自然界で起きている進化を、加速度的に再現する手法を開発。たんぱく質の一種である酵素の機能を、目的に応じて高めることに成功した。作られた酵素は、バイオ燃料や医薬品などの生産に活用されている。
◯ジョージ・スミス(77)氏(米国)
大腸菌などに感染するウイルスの仲間「ファージ」に遺伝子を組み込んで、それぞれ異なるたんぱく質を作る「ファージディスプレー」という手法を開発。自然淘汰(とうた)のように、その中から狙った特徴を持つたんぱく質だけを絞り込めるようにした
◯グレゴリー・ウィンター(67)氏(英国)
生物の進化をまねて、役に立つ酵素や抗体といったたんぱく質を効率よく作る道を開いた。
同氏はこの手法で治療用の抗体を作り、リウマチなど自己免疫によって生じる病気や、がんの画期的な薬につなげた。
参照サイト:朝日新聞

今年の注目は、今回受賞した技術がどこまで応用され、また発展するか、
そして2019年、どんな科学的な新発見と新技術の開発が行われるか期待したい。

今回の事前予想では医学・生理学賞が当たりましたが、またこの中から2019年のノーベル賞受賞者が出るかもしれません。いや是非出てほしいものです。

 

今年2018年のノーベル賞は誰に

いよいよ今年もノーベル賞の日がやってきました。(以下当ブログは自然科学部門だけに言及します)
先ず10月1日には医学生理学賞、2日には物理学賞、3日は化学賞が発表されます。

受賞者の予想は各メディアからいろいろ出ていますので詳細は最後の参考サイトをご参照いただくとして、ここでは私見も交え選出してみます。

1.医学生理学賞
医学・生理学賞では、2012年に山中伸弥氏、そして15年に大村智氏、16年に大隅良典氏と2年連続日本人が受賞している実績があり、今年も受賞に期待が高まっています。
今年は、免疫と遺伝子関連が注目されているという。

免疫関連なら
◯体内の異物に抵抗する免疫ブレーキ役のたんぱく質「PD―1」を発見した京都大学の
 本庶佑(たすく)特別教授。
PD―1の働きを抑えれば、免疫細胞によるがん細胞への攻撃が再活性化することを
発見。これを応用した抗がん剤「オプジーボ」の開発につながった。
◯免疫が過剰に働くのを抑える「制御性T細胞」を発見した大阪大学の坂口志文(しもん)
特任教授「世紀の発見」といわれている。(T細胞は免疫の司令塔と言われもの)

遺伝子関連なら
◯ゲノム(全遺伝情報)に関する独自のデータベース「KEGG」の整備を進めてきた京都大の金久実特任教授(70)(米の科学情報サービス会社の予想)
金久氏はバイオインフォマティクス(生物情報科学)研究の先駆者的な存在で、生体システムの機能の解明に役立ち、医療や創薬など幅広い応用が期待されている。

ゲノム編集技術
ゲノム編集技術の一種「クリスパー・キャス9」は使いやすさや効率の良さから医療の治療法の開発や農水産物の品種改良等、幅広い分野で近年劇的に普及している。
開発者は米国と仏の博士だが、受賞すればこの研究の元になった「クリスパー」という遺伝子配列を発見したのが日本の石野良純九大教授の為、共同受賞となる可能性もある。

製薬関連なら
◯コレステロールの血中濃度を下げる物質「スタチン」を発見し、世界中で推計4000万人
が使っているという動脈硬化の治療薬の開発へとつなげた東京農工大学の遠藤章特別栄誉教授も有力だ。

2.物理学賞
対象分野は「素粒子」「宇宙論」「物性」「量子力学」等で、昨年は「重力波の観測」で米の3氏が受賞しましたが、今年は日本人の受賞が大いに期待されています。
その根拠は?!、以下参考サイトからの
引用です。
「ノーベル物理学賞の受賞分野には法則性があるといわれていて、物性(物質の示す物理的性質)の分野と宇宙・素粒子分野が交互に受賞する傾向があります。近年を振り返ると、2013年は素粒子(ヒッグス粒子)、14年は物性(青色LED)、15年は素粒子(ニュートリノ振動)、16年は物性(トポロジカル相転移)、17年は宇宙(重力波)ときていることから、今年は物性分野からの選出が有力とされています。」

物性分野なら日本人候補者は多数います。

◯理化学研究所の十倉好紀創発物性研究センター長。
磁石の力で電気的な性質を変えたり、電圧を掛けて磁気的な性質を変える出来る「マルチフェロイック物質」を開発。この物質は電気と磁気の性質を併せ持つため、メモリーデバイスへの応用と電子機器の省エネに期待されている。
◯ネオジム磁石を発明した佐川眞人氏
 1982年に史上最強の磁石「ネオジム磁石」を発明。ネオジム磁石は30年以上「最強」の座に君臨し続けていて、「ネオジム磁石がなければ世界中の産業が成り立たたくなる」と言われる。
世界の産業や社会への貢献度は多大です。その開発秘話は日経産業新聞の仕事人秘録のコラムに同氏が掲載されました
その要約ブログここから

◯東工大の細野秀雄教授
IGZO半導体、ハーバーボッシュ法以来のアンモニア合成の新触媒、鉄系超電導物質、透明半導体等幾つもの新物質の発明をされています。毎年候補に上がりますが果たして。

◯香取秀俊 東京大学教授
アインシュタインの一般相対性理論の効果を、約15mの標高差で昨年観測した「光格子時計」の発明。160億年で1秒しかずれないそうだ。因みに現在のセシウム原子時計は3000万年に1秒とのこと。
私的には時計よりもアインシュタインの理論の検証が出来るというのが興味ありますね。

尚蛇足かもしれませんが、
いつも頭の片隅で思っていたことを、つい最近出版された本で見つけたのでここで紹介します。
それは青色LEDの開発ではノーベル賞を受賞したのに、赤色、青色LEDの両開発をも行い更に光通信に多大の貢献のあったとされる元東北大学教授の西澤潤一氏がノーベル賞と無縁のことです。
このことについて日本在住の外国人弁護士(+タレント?)のケント・ギルバート氏が書いた「日本人だけが知らない本当は世界で一番人気の国・日本」(SB新刊)の、第一章の中で記述しています。以下項目だけを列挙します。
世界に誇るの「超ノーベル賞級」の功績の中で
10個のノーベル賞に値する天才、赤色、青色のLEDという偉大なる発明、
「光通信の父にして「ミスター半導体」(一部省略)

本書は現代日本人が知らない産業、社会面をたくさん詳述していますので、是非ご覧になることをお薦めします。

おっと、随分脱線しましたが、本論に戻ります。

3.化学賞
  他の2賞に比べ対象分野は広い。昨年は装置(生体分子を計測するクライオ電子顕微鏡)が選ばれたため、今年は有機化学や材料分野が有望と考えられている。

◯リチウムイオン電池の開発
毎年候補に上がっているので今年は可能性が高い。
ニッケル水素電池や鉛蓄電池というバッテリーが世の中にあったけれど、現在では広く普及し青色LED以上に世界に貢献していると思う。
リチウムイオン電池に関しては、吉野彰 旭化成名誉フェローの名前だけが特によく知られているが、受賞となればとグッドイナフ教授と同教授のもとで正極材を開発した水島公一東芝リサーチコンサルティング シニアフェローの共同受賞となると思う。

◯中部大山本尚教授の不斉合成
山本教授は、有機化合物を合成する際に必要な触媒を研究し、
「キラルルイス酸触媒」と呼ばれる応用範囲の広い触媒を開発した。
必要な有機化合物だけを取り出す「不斉合成」で炭素同士や炭素と窒素の結合を実現するなど、医薬品開発や精密化学工業の発展に大きく貢献した。

◯自己組織化の研究、東大藤田誠教授
金属イオンと有機分子の2種類のパーツを溶液中で混ぜると自発的に組み合わさり、
内部が空洞の立体構造を作る。この技術を使えば調べたい化合物の溶液を含ませると穴に収まる様に整列するため、手間がかかる結晶化をせずに化合物の構造を解析できる。

その他、日本人としては推したい光触媒やCNT等もあるが・・・。

昨年の発表から1年を掛けて選考された結果が明日から発表される。
日本は2000年以降は米国についで2位となっているが、欧州勢との距離は受賞により更に開くか受賞無しで縮まるか?他のアジアの諸国の受賞者はでるか。
いよいよ来週一週間で決着する。

<参考サイト>
1.ノーベル賞、日本人の有力候補と業績まるっと紹介

.ノーベル賞2018特集 日本人の有力候補を総まとめ

4年連続なるか。日本人ノーベル賞受賞

10月に入るとすぐに恒例のノーベル賞だ。

自然科学系3賞は、10月2日に生理学医学賞、3日に物理学賞、4日に化学賞がそれぞれ発表される。
昨年は東工大の大隅良典栄誉教授生理学医学賞を受賞し、4年連続で日本人受賞者が誕生するか期待が高まる。

以下3つの分野で、私の独断も含めて今年受賞の有力候補者と其の研究内容項目を挙げる。

1.生理学医学賞

(1)京都大学の本庶佑(たすく)特別教授
体内の異物に抵抗する免疫ブレーキ役のたんぱく質「PD―1」を発見
PD―1の働きを抑えれば、免疫細胞によるがん細胞への攻撃が再活性化することを
発見し、これを応用した小野薬品工業の抗がん剤「オプジーボ」の開発につながった。
日本のノーベル賞と言われる京都賞を受賞。

(2)東京農工大学の遠藤章特別栄誉教授
コレステロールを下げる薬の開発につながった物質「スタチン」を発見した。
この業績で山中伸弥教授や大村智特別栄誉教授も受賞したガードナー国際賞を受賞
更に日本国際賞ラスカー賞なども受賞している。

(3)大阪大学坂口志文特任教授
花粉症をはじめとするアレルギーの予防・治療が可能になるかもしれない
夢の細胞「制御性T細胞」の発見

(4)独、米の2氏と石野良純九州大学教授
全遺伝子情報(ゲノム)を自在に変えられるゲノム編集技術の一種「クリスパー・キャス9
こちらも

2.物理学賞

年ごとに受賞分野に傾向があるといわれているので17年は天文・素粒子分野からの受賞が濃厚だ。

1)米国勢
時間と空間の歪みが波のように伝わる現象「重力波」の観測
15年9月に米国の研究グループが重力波望遠鏡「LIGO」(ライゴ)で重力波を初検出、
重力波天文学」という新しい分野を切り開いた。
しかしまだ早すぎるような気もする。

それなら、(スケールが違いすぎるが)
14年の物理学賞の青色LEDの様に、世界の人々に大いに役立つ製品の開発
実績ということになれば、

(2)佐川眞人氏
超強力磁石のネオジム磁石の開発
82年の開発から既に30年以上、最強の座に君臨している。
ネオジム磁石でモーターに革命的変化をもたらし、産業用ロボットや電子機器、
EV等への貢献度は非常に大きい。

(3)東京工業大学の細野秀雄教授
鉄による超電導体、酸化物半導体「IGZO」アンモニア合成触媒(化学賞だが便宜的にここに記載)の開発。
が挙がられる。どれもノーベル賞級の発明だと思う。

3.化学賞
化学賞は有機化学や生体分子科学、物質材料など、幅広い分野から選ばれる。
昨年は有機化学分野の「分子機械」が選ばれたため、今年17年は生化学や材料などの研究者が有力と言われている。

とは言っても、「広く世界中の産業、生活に役立っている製品の開発に対して」であれば
何と言ってもリチウムイオン電池ではないだろうか。
(1)グッドイナフ教授、旭化成顧問の吉野彰氏の2人と、
東芝リサーチコンサルティングの
水島公一氏

(2)中部大学の山本尚教授
 物質同士の反応を活性化する触媒の研究に取り組み、「酸触媒」という触媒に特殊な分子を結合させると、目的の物質を効率的に取り出せることを発見した。
歴代のノーベル賞受賞者が事前に受賞した人が多い、「ロジャー・アダムス賞」を
受賞している。日本人ではノーベル化学賞を受賞した野依良治氏に続き2人目。

(3)九州大学の國武豊喜特別主幹教授
 人工細胞膜の作成で人工細胞や膜たんぱく質などの研究が進展した。
細胞では脂質分子が二重膜を作り、外界と内部を隔てる。この膜は極めて破れやすく、人工的に再現するのは不可能と思われていた。

(4)東京理科大学の藤嶋昭学長
 光触媒の発明。毎年挙がっている。

(5)桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授
次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を発明。

尚、産業、社会への貢献度の大きい基本材料である
炭素繊維、光ファイバー(光通信)でのノーベル賞に関してはあまり話題にならないが、
過去これらへの授与はないようだ。
これらは全世界の生活・産業への貢献が非常に大きいので、その貢献者にはやはりノーベル賞がふさわしい。

今年の発表は後数日、静かに待つのみだ。

尚ノーベル賞の選考についてはこちらをご参照。

 

 

ノーベル賞受賞者の選考過程


今年もノーベル賞発表の月(10月)が近づいて来ました。
この所日本人が連続で受賞しているので今年も大いに期待が持てますね。

世界にはノーベル賞を上回る賞金をだす賞も幾つかありますが(最後に記載)
やはりノーベル賞は其の歴史と格で最高の栄誉であり、特別の賞として世界中が認める賞です。

ノーベル賞は、生理学・医学、物理、化学、文学、平和、経済の6賞がありますが、
以下自然科学系の3つの賞だけに言及することにします。

ノーベル賞の第一回目の授賞式は1901年12月10日に行われました。
ノーベル賞を授与するのは、物理学と化学賞はスエーデン王立化学アカデミーで
生理学・医学賞はスエーデンにあるカロリンスカ研究所です。

ところでこのノーベル賞の選考はどのようにして行われているのでしょうか。
受賞者の選考過程は受賞後50年までは明かされません。

受賞者決定までの大きな流れとして、

1.推薦依頼の発送
選考を担当する各組織が設置するノーベル委員会が前年の9月に該当分野の専門家や過去の受賞らに受賞候補の推薦依頼を発送する。
推薦依頼は各部門3000人を超える。

2.翌年1月推薦締め切り

3.選考作業開始、
物理学賞や化学賞の場合は1次候補者250人~300人を対象に約半年を掛けて絞り込む。
観点は、推薦された研究者が本当に最初に手掛けたものか、
同様の成果を挙げた研究者が他にいないか等を調査。
特に拘るのは最初かどうかと言う点。
この一連の選考作業に巨額の費用と手間を掛けて徹底的に調査していることが、ノーベル賞が権威を維持している理由の一つとされる。
受賞者は1部門3人までと人数が絞られていることも「希少価値」を高めている。
しかし、受賞回数に制限はなく、同じ受賞者に何度も受賞することも出来る。
(過去には4人が2度ノーベル賞を受賞している)

4.受賞者の発表(10月)
最終選考は発表日当日に行われることが慣例になっており、受賞者をマスコミが事前に知ることは出来ない。
今年の発表は、医学生理学賞は10月2日、物理学賞は10月3日、化学賞は10月4日となっている。

5.授賞式(12月)
ノーベルの命日である12月10日に、スエーデンのストックホルムで行われる。

因みに
1.ノーベル賞の賞金額
過去何度も変動してきたが、
2001年には設立当初の賞金レベルを回復し、2001年からは1000万スエーデン・クローネだったが、2012年(山中教授の受賞年)から800万スエーデン・クローネとなった。
9月25日現在1クローネ約14円として800万スエーデン・クローネは1億1千200万円)

2.複数受賞者の賞金の分配について
2人の場合は折半、3人の場合は3等分か、貢献度の大きい人が半分、残りを2等分(4分の一)とされている。

3.ノーベル賞受賞者数の国別ランク
1901年以降の統計で見るとアメリカは別格として、日本はイギリス、ドイツ、フランスに大分離されているが、こと2000年以降の数字では米国(52)、日本(17)、英国(15),ドイツ(7)フランス(5),ロシア(5)、イスラエル(5)と日本が2位と大健闘している。

ノーベル賞に関して詳しくは下記サイトをご参照下さい。
1.全図解ニュース解説 
2.ウィキペディア

 

尚、ノーベル賞の賞金額を上回る国際賞が新設されているのをご存知ですか。
近年ノーベル賞をモデルにしたと思われる国際的な学術賞が多数創設されている。
・米国で2012年、基礎物理学等3部門を対象に始まった「ブレークスルー賞
・13年から始まった英国の「クイーンエリザベス工学賞
・台灣がアジアのノーベル賞を目指して14年に設立した「唐奨
等がいずれも賞金額が800万クローネを上回り、特にブレークスルー賞は3000万ドルと破格だ
同賞の創設メンバーにはグーグル、フェイスブックの創業者らが顔を並べる。

しかし日本にもノーベル賞に匹敵する賞がある。
それは日本国際賞。(関連ブログご参照。)

今後ノーベル賞と共に上記の賞の行方にも注目して行きたい。